大手コンビニチェーンローソン」にて、2021年4月27日より発売が開始された「ティラミスバスチー -バスクチーズケーキ-(税込380円)」。

 バスチーとは「バスクチーズケーキ」の略称。ローソンの「バスチー -バスクチーズケーキ-(税込225円)」は、販売価格からは想像がつかないほどの高い再現度を誇る「本格スイーツ」として、様々なメディア媒体に取り上げられる話題の逸品です。そんなバスチーから新味登場ということで、早速試してみました。

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 というわけで、最寄りのローソンに出向いて購入した筆者。バスチーといえば、全体部分が黄色で、中央部分は、バスクチーズケーキと透明の円形状になっており、それにより中の商品が丸見えになっている袋包装が特徴。また「BASCHEE」商品ロゴの「A」部分が、エメンタールのような穴あきチーズ風にデザインされています。

 ですが、この「ティラミスバスチー」は、上の部分が潰れてしまわないようにか、プラスティック容器で販売していました。ちなみに、現在ローソンでは抹茶タイプのバスチー「バスチー -バスク風抹茶チーズケーキ-(税込225円)」も販売していますが、こちらはローソン公式HPを拝見したところ、通常のバスチー同様の袋包装。パッケージの黄色部分が抹茶を連想する深緑になっています。


 ただ、残念なことに、買いに行ったお店では抹茶含めた袋タイプのバスチーは売れ切れ。ということで、今回パッケージを並べての対比は叶いませんでした。しかし、ティラミスバスチーも、商品に貼られた帯状のシールの中央部分に、「BASCHEE」の「A」の部分が、先述した穴あきチーズのような形状のロゴ表記になっていました。これにより、この商品が「シリーズ品」であることは分かりますね。

 他のラベル情報も確認しましょう。


 ん、この商品455キロカロリーもあるのか。ローソンHPで調べてみると、通常のバスチーは247キロカロリーティラミスが追加されるせいか、少々高カロリーになっているようです。まあその辺は気にしないでおきましょう。中はどんな感じかな……パカッ。


 ふむふむ、下半分はバスクチーズケーキで、上半分がティラミスという「二層構造」になっていますね。ティラミスクリームの上に振りかかっているココアウダーを、頂上ではなく周りに円のようにふりまいているのは、プラスチックカップ容器に付着するのを防ぐのが目的でしょう。また向きを変えてみると、ティラミス生地であるコーヒーシロップを染み込ませた「ビスキュイ」の姿もチラ見えしています。


 このままでは食べにくいので、ガラス皿に移し替えましょう。


 そうそう、重量感を確認しなきゃヒョイっと。うおっ、これはなかなかのずっしり感……食べる前からボリューミーであることが感じられます。すでに食後の満腹感が保証されているやつですね。それにしても、紙越しなのチーズケーキの油分を手に感じます。これは個人的にはちょっと気になりました。


 というわけで、紙カップを外してしまいましょう。ん、これは袋タイプのバスチー同様に切れ目がないようです。こんな観察をしつつ実食。モグモグ。




 おっ、これはバスチーとしっとり食感のビスキュイが上手くかけ合わさった味わいですね。ティラミスクリームもいいアクセントです。ただ、比較的濃厚な味わいとなるバスチーとビスキュイの主張が強すぎたためか、一番の先味になるココアウダーは風味も含めてそれほど感じません。今回ですと役割は「映えの演出」といったところでしょうか?

 ただ、税込225円のバスクチーズケーキに、150円ほどの追加でティラミスを食べているともいえるこの商品。「お値段以上」であると感じます。

 そうこうしているうちに完食。もう1個購入しているので、断面図も確認しましょう。なるほど、「バスチー」「ビスキュイ」「ティラミスクリーム」が均等に分かれています。


 またバスチーとビスキュイの間には、ハンバーグでいう「ツナギ」的意味合いで、クリームが塗られています。包材のことを考えると、これは輸送時の振動で、具材が泣き別れバラバラ)状態になることを防ぐための処置でもあると推察されます。


 それにしても通常品が200円台での価格設定である場合、シリーズ展開するにしても、価格の上限はせいぜい300円前後あたりに設定しがちなのですが、このティラミスバスチーのように、一気に300円後半という価格で販売展開するのはなかなか冒険というか、挑戦的です。これが上手くいけば「バスクチーズケーキ」の高級シリーズとして、より「幅」のある商品展開が期待できるかもしれません。

 ごちそうさまでした。

(向山純平)

バスチー進化系スイーツ ローソンの「ティラミスバスチー」を食べてみる


(出典 news.nicovideo.jp)


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